商品開発
2017.02.07
中国(北京)へ北海道道鮮魚の輸出実証実験・初出荷とその後!
1.目的
北海道は、漁獲高が日本一ながら、これまで中国への鮮魚輸出は15年前から長崎県に先を越されていた。その理由は、官公庁等による輸出許可までの時間の短縮であった。北海道の鮮魚も多くは長崎県経由で中国へ輸出しているのが現状であった。
この様な中、弊社の取組によって、北海道における衛生証明・産地証明発行などの規制枠を、申請から許可までメールにて各官庁へ申請をする事を提案し実現できたことである。また、中国側の輸出連携先を中国に基盤のある、株式会社合食(本社:神戸市)と連携し、北海道側の鮮魚の調達は、カネシメ高橋水産(本社:札幌市)の協力を得て進めた。弊社は、官庁の許可の申請から許可を受ける事業者として輸出物流のビジネスモデルを体系化した。
北海道から中国への鮮魚輸出の組み立てを、2年半の長きに渡り取り組んできたことでようやく実現できました。
北海道の水産関係事業者に対し、大きな可能性を占めた事業として今後に期待したい。弊社はその役割を関係各社と信頼関係を維持し継続発展させたい。
2.時期 平成29年2月7日 初出荷
3.内容
産地の各漁業組合からカネシメ高橋水産へ集荷キンキ・八角の2種類の鮮魚➡中国の施設登録した施設へ入庫する=梱包を行うと伴に放射能検査に掛ける➡各書類は、北海道厚生局には衛生証明書の発行依頼➡北海道庁には、放射能検査合格証と産地証明の発行依頼➡札幌市中央水産市場から梱包した鮮魚を千歳空港へ搬入して㈱合食と荷物を合流➡千歳空港から関西空港➡大連空港➡大連の㈱合食が荷受け、の物流ルートとなります。
北京へ数数実証実験、その後、継続して中国(北京)へ北海道の鮮魚輸出を継続して実施した。通常は週1回定期輸送(最大週2回)、時化で休む時があったが最終的に10回程度の実証実験を行った
4.評価
北海道庁の許可の産地証明の取得に時間が掛り、タイトな時間でギリギリの努力で千歳空港着となる荷物が多くあった。今後に産地証明の対応方法に検討が必要である。
本件にご協力いただいた官公庁、関係会社に感謝いたします。
◆当社の本件取り組みについて、NHKテレビ、ニュース番組で紹介されました。